卵巣がんについてインターネットで検索したが,内容はあまり期待通りではなかった.やはり,NCCNのClinical Practice Guidelines in Oncology(http://www.nccn.org/professionals/physician_gls/PDF/ovarian.pdf)のような本格的なものを読む他はなさそうである.それにしても,NCIの情報などが以前にくらべると内容が落ちてきたように思われる.その理由は,インターネットの情報は常に改定が必要であることにあるように思う.常に更新するためには,経済的にも人的にも膨大な負担が生じよう.NCIのような国を背景としたものでさえ,十分な役割を果たしえないというのが実状かも知れない.旧態依然としているかも知れないが,教科書の重要性をつくづく感じる. (文責:編集委員 井上勝一)