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統計学の足立堅一先生の
『どこにも書いてない、誰も教えてくれない「統計解析」
−本当に重要な“勘どころ”とは−』


統計学の足立堅一先生の
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タイトルIARC;がん研究国際機関
アドレスhttp://www.iarc.fr/
内容アドレスを開くと,ホームページに入る.ここからは,画面下方にある1.IARCについて(About IARC),2.研究部署(Research Units),3.IARC出版部(IARC Press),4.問い合わせ(Contact Us),5.ホームページ(Home),6.検索(Search),7. 欠員(Vacancies),8.特別研究員(Fellowships),9.養成課程(Training Course),10.がんデータベース(Cancer Databases),11.報道機関向けの発表(Press Release),12.会議(Meetings)のいずれかを選択する.重要なものだけ紹介する.
研究部署(Research Units)
 研究部署には,@生物統計学および生物情報学,A化学予防,B発がん物質同定評価,C記述(分類)疫学,DDNA修復,E環境とがんの疫学,Fがん予防に関する疫学,G内因性がん危険因子,H現地調査および介入試験,I遺伝子解析,J遺伝子?環境相互作用,K遺伝学的疫学,L遺伝学的がん罹病性,Mホルモンとがん,N感染とがん,O分子発がん,P分子病理学,Q栄養とがん,R放射線とがん,Sガンビア肝炎介入試験の各部署がある.@の生物統計学および生物情報学を除き,さらに各部署をクリックしてそこに入ることができる.各部署の項には,部署長名,スタッフ名,その部署のよって立つ理論的根拠,目的,今日の関心事,最近の出版物が詳細に述べられている.例えば,Aの化学予防の部署の今日の関心事には,アスピリンとNSAID,カロチノイド,ビタミンA,レチノイド,日除けの使用,体重調整と肉体的活力,乳がんのスクリーニング,果実と野菜,アブラナ科の野菜とイソチオシアン酸塩やインドール類,子宮頸がんのスクリーニングがそれぞれ詳述されており,場合によってはさらに指示の箇所をクリックして先に進むこともある.
IARC出版部(IARC Press)
ここでは,IARCの出版目録をみて,直接購入申込みを行うことができる.また,今後の出版予定を知ることもできる.
特別研究員(Fellowships)
ポスドクの特別研究員を希望される方は,こちらを参照ください.日本からは,IARCでの研修が対象になります.
養成課程(Training Course)
 世界のいろいろな所で,IARCによる養成が行われている.多くは疫学に関するもので,2003年には,3月にはフランスのリオンで,5月にはイタリアのロビゴで,6月にはフランスのアヌシー近郊で,9月にはインドとシンガポールで開催されることになっている.内容と申込みはここから行うことができる.
がんデータベース(Cancer Databases)
 なんといっても,IARCの中心となるのはここである.これには,ヒトに対する発癌の危険性に関するIARCのモノグラフデータベース(IARC Monographs Database on Carcinogenic Risks to Human),IARCがん疫学データベース(IARC Cancer Epidemiology Database),進行中のがん予防研究録(Directory of Ongoing Research in Cancer Prevention),IARC p53データベース(IARC p53 database),WHOのがん対策プログラム(The WHO Program on Cancer Control)がある.
ヒトに対する発癌の危険性に関するIARCのモノグラフデータベース
(IARC Monographs Database on Carcinogenic Risks to Human)を開くと,
・最近評価を終了した薬品:ヒ素を含む飲料水中の消毒薬と汚染物質(84巻)(2002年10月)
・最近の評価:タバコの煙りと受動喫煙(83巻)(2002年6月)
・モノグラフシリーズへの序文
・全評価済み薬品,混合物,接触物質の一覧と分類
・今日迄に出版された全モノグラフと増刊号の一覧
・IARC薬品と略式評価の検索
・IARCモノグラフプログラムにより将来(再)評価希望薬品の推薦募集
・最新刊および刊行予定のモノグラフと購入方法
・CD-ROMとオンラインによるIARCモノグラフ
・将来の会議で評価予定の薬品
・顧問団の最近の勧告
・発癌性評価が行われている薬品録
・EPA/IARC遺伝子活性プロフィール(GAP)データベースとソフトウエア
・IARCモノグラフ評価に関係するIARC科学出版物とIARC技術レポート
・発がん性物質同定評価部署について
 の各項があり,どれかを選べば,さらに詳細な情報が得られる.
 IARCがん疫学データベース(IARC Cancer Epidemiology Database)
ここからは,IARCの記述(分類)疫学部署が保持している全世界のがんの発生に関する情報をうることができる.それには,
利用できるデータ
・発がん頻度,死亡率および生存率に関する情報がん登録用資料
・研究者やがん登録のための資料があるがここから入ってもデータベースの紹介などでデータそのものは得られない.
・がん登録国際協会
・がん登録ヨーロッパネットワーク
・ヨーロッパ総合がんモニタープログラム
・自動小児がん情報システム
 があり,これも各項目の紹介である.
進行中のがん予防研究録(Directory of Ongoing Research in Cancer Prevention)
ここには,まえがき,序文,この研究録の用い方,研究計画,がん登録,生物学的資材バンク,検索,連絡の各項があり,それぞれを選択してさらに進む.例えば,生物学的資材バンクを選べば,利用できる生物学的資材という見出しがあり,@培養細胞,Aツメ,B赤血球ないしは赤血球膜,C血清ないしは血漿,D組織,E尿,F非生存白血球やバフィーコート,G生存白血球,H全血,Iその他を選ぶことができるが,内容はそれほど深いものではない.
IARC p53データベース(IARC p53 database)
p53に関して最も充実したデータベースである.ここへ入ると,上段に,@おことわり,A他のp53の資料,Bこのプロジェクトについて,C出版物,D連絡がある.その下に,データベースの内容がある.その内容は,
・データベースガイド:解説,内容,使用説明
・R7で新規のもの
・利用できるデータ
a)体細胞突然変異(タイプー発現率?予後):オンライン検索
b)生殖細胞変異
c)遺伝的多型性
 ・データベース統計
 ・TP53変異のスライドショー
 ・データの提出
 である.少なくともここだけは是非訪れていただきたい.
WHOのがん対策プログラム(The WHO Program on Cancer Control)
残念ながら,筆者はここに入ることができなかった.アドレスが間違っているのか,内容が大きすぎるのかのどちらかと思われるが,WHOの方からも検索してみたができなかった.読者の方で入ることができた方がいらっしゃったら,是非お教えいただきたい.
報道機関向けの発表(Press Release)
この中には,発がん性物質への職業性暴露に関する国際情報システムの内容が入っている.国際といっても,ここでは,ヨーロッパを指す.オーストリア,ベルギー,デンマーク,フィンランド,フランス,ドイツ,英国,ギリシャ,アイルランド,イタリアなどの情報が得られる.
会議(Meetings)
筆者が検索したおリには2003年の案内はなかった.ほとんどがリオンで開かれている.責任者の名前が示されているので,直接そちらに連絡を取ればよさそうである.


お問い合わせ  株式会社 篠原出版新社
Tel 03-5812-4191  Fax 03-5812-4292
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