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医療判例ダイジェスト Digest (2002年7月〜2002年9月分 39件*)

■1 妊娠末期の妊婦が発熱後に死産し妊婦自身も死亡したケースについて、容態を確認
   しないまま動脈管収縮作用のある解熱剤メチロンを投与した過失によって胎児が死亡し、
   その結果母体も羊水塞栓で死亡した事例
   ●H12.2.29仙台高裁判決 原判決変更・一部認容、確定 判例タイムズ1089-248
   ●当事者
    患  者:30歳代女性
      医療機関:岩手県立の病院(遠野市内)

■2 心臓カテーテル検査後に大腿動脈から大量出血が生じ、大腿神経損傷のため歩行障害
   が残存したことについて、検査後の用手圧迫による止血処置が不適切だったとした事例
   ●H12.5.26 名古屋地裁判決 一部認容・確定 判例タイムズ1092-254
   ●当事者
    患  者:60歳代女性
      医療機関:国立療養所豊橋東病院

■3 リーマー破片が残置されたまま根管充填を実施した点に過失が認められた事例
   ●H13.3.12 東京地裁判決 一部認容・控訴 判例タイムズ1089-239
   ●当事者
    患 者 A:女性 患者B:女性(患者Aの娘)
    医療機関:歯科診療所

■4 結腸癌術後に肝臓に癌が転移して死亡したことついて、肝癌であるとの診断が遅れ
   たと認定した上で医療機関に過失はないとした事例
   ●H13.3.26 東京地裁判決 請求棄却・控訴(後控訴棄却・確定) 判例タイムズ1094-220
   ●当事者
    患  者:50歳代女性
      医療機関:北里研究所病院

■5 2度にわたる豊胸手術後、左乳房下部に二段腹様の段差が生じたことについて、2度目の手術時に、
   皮下に形成されていた被膜・瘢痕を切除又は切開しなかった過失があるとされた事例
   ●H13.4.5 大阪地裁判決 一部認容・確定 判例時報1784-108
   ●当事者
    患  者:30歳代女性
      医療機関:美容外科診療所

■6 出生した新生児に落陽現象、呼吸障害等が見られたのに、高次医療機関への転送要
   請が遅れた過失によって脳性麻痺等が残存した事例(裁判所が訴訟の遅延を自己批判)
   ●H13.5.30 東京高裁判決 原判決変更・一部認容・上告受理申立後和解 判例タイムズ1095-225
   ●当事者
    患  者:新生児(男児)
      医療機関:産婦人科診療所(埼玉県上福岡市上福岡所在)

■7 閉塞性黄疸の患者の治療として、胆管ドレナージよりも保存的治療を優先した判断
   等に過失はないとされた事例
   ●H13.6.15 大阪地裁判決 請求棄却・確定 判例時報1782-84
   ●当事者
    患  者:70歳代女性
      医療機関:医療法人中本会中本病院

■8 交通事故受傷後に顎関節の不調を訴えた患者の治療過程に過失はないとされた事例
   ●H13.6.21 東京地裁判決 請求棄却・確定 判例タイムズ1088-217
   ●当事者
    患  者:不詳
    医療機関:歯科診療所

■9 陰茎にシリコンボールを挿入する美容整形手術後に陰茎の腫脹や変形が生じたのは、
   医師による不十分な包帯交換指示が原因であるとされた事例
   ●H13.7.5 東京地裁 一部認容・確定 判例タイムズ1089-229
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
      医療機関:オツカワ美容外科(東京都新宿区)

■10 顔面痙攣の治療のための脳神経減圧術後に生じた脳圧亢進に対する減圧術が不適切
   であったとして、治療機会を喪失したことについての慰謝料が認められた事例
   ●H13.7.26 大阪高裁判決 一部認容・上告、上告受理申立 判例タイムズ1095-206
   ●当事者
    患  者:40歳代女性
    医療機関:神戸大学医学部附属病院

■11 冠状動脈バイパス術後の患者の死亡はMRSA感染による敗血症が原因であるとした原判決を取り消して、
   病院側の過失を否定した事例
   ●H13.8.30 大阪高裁判決  原判決一部取消・請求棄却・上告、上告受理申立
         判例タイムズ1094-207 判例時報1783-75
   ●当事者
    患  者:男性
      医療機関:大阪大学医学部附属病院

■12 術中所見から悪性腫瘍であると判断して正常な視神経を切除したことについて、一旦手術を終了
   した上で悪性か否かの慎重な診断をすべきであり、切断の承諾についても患者本人にあらためて
   了解を得る必要があったとした事例
   ●H13.9.28 大阪地裁判決 一部認容・確定 判例時報1786-97 判例タイムズ1095-197
   ●当事者
    患  者:50歳代女性
      医療機関:国立大阪病院

■13 解離性脳動脈瘤のバルーン塞栓術時に、解離の起点より遠位で閉塞試験を行ったこと
   でくも膜下出血を惹起して死亡した事例
   ●H13.11.26 大津地裁判決 一部認容・確定 判例タイムズ1092-247
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
      医療機関:滋賀医科大学医学部附属病院

■14 入院患者が白玉だんごをのどに詰まらせて死亡したことについて病院に過失はないとされた事例
   ●H13.12.4 旭川地裁判決 請求棄却・控訴 判例時報1785-68

■15 入院中の1歳児がコップ様玩具で窒息して四肢麻痺等を負った事故について、病院設置者には
   診療契約に付随する安全配慮義務違反があるとした事例
   ●H14.1.31 東京高裁判決 原判決一部取消・一部認容・上告
   ●当事者
    患  者:1歳男児
    医療機関:総合病院相模原協同病院
    メーカー:コンビ株式会社

■16 右室二腔症の手術の際、人工心肺装置のチューブに亀裂が入り、空気塞栓による脳梗塞が生じた事例
   ●H14.2.7 東京高裁判決 原判決一部変更・確定 判例時報1789-78
   ●当事者
    患  者:20歳代男性
    医療機関:千葉市立海浜病院
    メーカー:トノクラ医科工業

■17 椎間板造影検査及びヘルニア摘出術後に生じた下肢疼痛等の後遺症について、病院の過失を否定した事例
   ●H14.2.27 東京地裁判決 請求棄却・確定 判例時報1782-65
   ●当事者
    患  者:20歳代男性
      医療機関:国家公務員共済組合連合会九段坂病院

■18 一側性無気肺の患者に対する胸腔ドレナージによって喀痰が健側の肺に吸引されて窒息したこと
   について、胸腔ドレナージの危険性に関する十分な事前説明が欠けていたとされた事例
   ●H14.3.18 和歌山地裁判決・一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:社会保険綜合○○病院(一部事務組合立)

■19 ウィルス性心筋炎で死亡した患者が診療時に胸痛を訴えた事実を認定できないとして、
   心筋炎を疑って血液検査や心電図検査がなされなかったとしてもやむを得ないとされた事例
   ●H14.3.29 さいたま地裁判決・請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:30歳代男性
      医療機関:川口市立医療センター、鳩ヶ谷中央病院

■20 陣痛促進剤の筋注とクリステレル圧出を併用した吸引分娩術(15回)によって娩出された新生児
   が重度脳性麻痺で死亡したことについて、高度変動一過性徐脈を認めた時点で帝王切開を決断し、
   手術準備が完了するまでの間は子宮内蘇生を試みるべきであったとされた事例
   ●H14.4.12 青森地裁弘前支部判決・一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:新生児(男児)
    医療機関:病院(弘前市内)

■21 出産時の会陰縫合に際して、針を腟内に遺残されたことについて慰謝料を認めた事例
   ●H14.4.24 名古屋高裁判決・控訴、附帯控訴とも棄却  ※
   ●当事者
    患  者:女性
      医療機関:産婦人科病院

■22 重症新生児仮死で出生した児がその病院を退院した時点から、債務不履行に基づく
   損害賠償請求権の消滅時効が進行するとして、請求権の時効消滅を認めた事例
   ●H14.5.8 京都地裁判決 請求棄却・控訴 判例タイムズ1095-151
   ●当事者
    患  者:新生児(男児)
      医療機関:産婦人科診療所、国立病院

■23 睡眠薬服用中の男性が院内で転倒して大腿骨頚部を骨折したことについて、病院側に責任はないとした事例
   ●H14.5.17 東京地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:健康保険組合立病院

■24 アルコール依存症で入院中の患者が喀痰で窒息したことについて、気道閉塞を予見して経鼻気管内吸引
   を実施すべきだったと指摘し、アルコール依存症を理由とする損害減額の主張を排斥した事例
   ●H14.5.28 神戸地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:40歳代男性
      医療機関:垂水病院(神戸市西区内)

■25 右下腹部痛を訴える女性患者が婦人科受診希望の意思を表明したのに、担当医が産婦人科医にコンサルト
   をしなかったことについて、患者のために最善の措置を尽くしたとはいえないとして慰謝料が認められた事例
   ●H14.5.30 岐阜地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:女性
      医療機関:松波総合病院(岐阜県羽島町内)

■26 食道癌術後の呼吸管理が不適切であったために患者が多臓器不全で死亡した事例
   ●H14.6.3 千葉地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
    医療機関:私立総合病院

■27 胃カメラ検査時に投与されたドルミカムの影響で、帰宅途中に自動車自損事故を起こしたことに
   ついて、病院が検査後の運転を避けるように説明することを怠ったとされた事例
   ●H14.6.21 神戸地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:病院

■28 陳旧性脳梗塞後の椅子座位姿勢保持のリハビリ中に、パイプ製折り畳み椅子から立ち上がろうとして
   後方に転倒して死亡したことについて、後方への転倒防止措置が欠けていたとした事例
   ●H14.6.28 東京地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
      医療機関:東京医科大学病院

■29 腎機能障害で入院中の透析患者について、結核性髄膜炎の発見が遅れて死亡した事例
   ●H14.7.5 徳島地裁 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代女性
      医療機関:阿波病院(阿波郡内)

■30 カテーテルのバルーンカバーを外し忘れたまま経皮的冠動脈形成術を施行したため冠動脈内に
   カバーが残存し、開胸手術を余儀なくされた結果、陳旧性心筋梗塞が残存した事例
   ●H14.7.17 青森地裁弘前支部判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:50歳代女性
      医療機関:弘前大学附属病院

■31 未破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術を実施した際にコイルが内頚動脈に移動して
   回収不能となったために患者が死亡したことについて、当初予定されていた開頭手術をコ
   イル塞栓術に変更するにあたって危険性の説明が欠けたとされた事例
   ●H14.7.18 東京地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
      医療機関:防衛医科大学校病院

■32 成人病検診後の精査のために撮影された胸部レントゲン直接撮影像では異常所見が
   明確であるとは言えないとして、肺癌の見落としを否定した事例
   ●H14.7.18 新潟地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:40歳代男性
       医療機関:病院

■33 頸椎前方固定術後にしびれ等の症状が悪化したことについて、術前の説明が不足していたとされた事例
   ●H14.7.30 旭川地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
    医療機関:市立病院

■34 歯科審美治療の手順や使用材料に問題はなく、奥歯破損についても診療所に問題はなかったとされた事例
   ●H14.7.31 東京地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:不詳
      医療機関:歯科診療所

■35 夜間に左眼を強打した女児に対し、当直医(麻酔科)が眼科緊急受診指示を怠り、
   翌日の眼科医も即日転院の措置をとらなかったため、ステロイド大量点滴療法が遅れて外
   傷性視神経傷害による高度視力障害が残存した事例
   ●H14.8.27 神戸地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:2歳3カ月の女児
      医療機関:社会保険神戸中央病院

■36 肺癌疑いで精査中に抗酸菌が検出された患者が、結核病棟を持つ病院に転院した後、
   さらなる精密検査を受けられずに肺癌との診断が遅れたことについて、転院前の病院には
   責任がないとされた事例
   ●H14.8.27 東京地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:関東労災病院(川崎市中原区)

■37 RK手術によって多数の患者に視力障害が生じたことについて、オプティカルゾーン
   の狭さや切開のゆがみ等が原因とされた事例
   ●H14.8.28 大阪地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:20歳代〜40歳代の男女5名
      医療機関:眼科診療所

■38 オベロンの皮下注射後に、ポンタール散及びフェナセチンを自宅で服用したため、
   薬剤の相互作用で患者が死亡したことについて、処方した診療所の責任が認められた事例
   ●H14.8.29 福岡高裁判決 原判決変更、一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:20歳代男性
    医療機関:個人診療所

■39 末期肺癌患者に対する告知をしない場合には、家族に対する告知を検討すべきであったと判断された事例
   ●H14.9.24 最高裁第3小法廷判決 上告棄却・確定 ※
   ●当事者
    患  者:70歳代男性
    医療機関:秋田県成人病医療センター


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医療判例ダイジェスト Digest (2002年7月〜2002年9月分 39件*)

■1 妊娠末期の妊婦が発熱後に死産し妊婦自身も死亡したケースについて、容態を確認
   しないまま動脈管収縮作用のある解熱剤メチロンを投与した過失によって胎児が死亡し、
   その結果母体も羊水塞栓で死亡した事例
   ●H12.2.29仙台高裁判決 原判決変更・一部認容、確定 判例タイムズ1089-248
   ●当事者
    患  者:30歳代女性
      医療機関:岩手県立の病院(遠野市内)

■2 心臓カテーテル検査後に大腿動脈から大量出血が生じ、大腿神経損傷のため歩行障害
   が残存したことについて、検査後の用手圧迫による止血処置が不適切だったとした事例
   ●H12.5.26 名古屋地裁判決 一部認容・確定 判例タイムズ1092-254
   ●当事者
    患  者:60歳代女性
      医療機関:国立療養所豊橋東病院

■3 リーマー破片が残置されたまま根管充填を実施した点に過失が認められた事例
   ●H13.3.12 東京地裁判決 一部認容・控訴 判例タイムズ1089-239
   ●当事者
    患 者 A:女性 患者B:女性(患者Aの娘)
    医療機関:歯科診療所

■4 結腸癌術後に肝臓に癌が転移して死亡したことついて、肝癌であるとの診断が遅れ
   たと認定した上で医療機関に過失はないとした事例
   ●H13.3.26 東京地裁判決 請求棄却・控訴(後控訴棄却・確定) 判例タイムズ1094-220
   ●当事者
    患  者:50歳代女性
      医療機関:北里研究所病院

■5 2度にわたる豊胸手術後、左乳房下部に二段腹様の段差が生じたことについて、2度目の手術時に、
   皮下に形成されていた被膜・瘢痕を切除又は切開しなかった過失があるとされた事例
   ●H13.4.5 大阪地裁判決 一部認容・確定 判例時報1784-108
   ●当事者
    患  者:30歳代女性
      医療機関:美容外科診療所

■6 出生した新生児に落陽現象、呼吸障害等が見られたのに、高次医療機関への転送要
   請が遅れた過失によって脳性麻痺等が残存した事例(裁判所が訴訟の遅延を自己批判)
   ●H13.5.30 東京高裁判決 原判決変更・一部認容・上告受理申立後和解 判例タイムズ1095-225
   ●当事者
    患  者:新生児(男児)
      医療機関:産婦人科診療所(埼玉県上福岡市上福岡所在)

■7 閉塞性黄疸の患者の治療として、胆管ドレナージよりも保存的治療を優先した判断
   等に過失はないとされた事例
   ●H13.6.15 大阪地裁判決 請求棄却・確定 判例時報1782-84
   ●当事者
    患  者:70歳代女性
      医療機関:医療法人中本会中本病院

■8 交通事故受傷後に顎関節の不調を訴えた患者の治療過程に過失はないとされた事例
   ●H13.6.21 東京地裁判決 請求棄却・確定 判例タイムズ1088-217
   ●当事者
    患  者:不詳
    医療機関:歯科診療所

■9 陰茎にシリコンボールを挿入する美容整形手術後に陰茎の腫脹や変形が生じたのは、
   医師による不十分な包帯交換指示が原因であるとされた事例
   ●H13.7.5 東京地裁 一部認容・確定 判例タイムズ1089-229
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
      医療機関:オツカワ美容外科(東京都新宿区)

■10 顔面痙攣の治療のための脳神経減圧術後に生じた脳圧亢進に対する減圧術が不適切
   であったとして、治療機会を喪失したことについての慰謝料が認められた事例
   ●H13.7.26 大阪高裁判決 一部認容・上告、上告受理申立 判例タイムズ1095-206
   ●当事者
    患  者:40歳代女性
    医療機関:神戸大学医学部附属病院

■11 冠状動脈バイパス術後の患者の死亡はMRSA感染による敗血症が原因であるとした原判決を取り消して、
   病院側の過失を否定した事例
   ●H13.8.30 大阪高裁判決  原判決一部取消・請求棄却・上告、上告受理申立
         判例タイムズ1094-207 判例時報1783-75
   ●当事者
    患  者:男性
      医療機関:大阪大学医学部附属病院

■12 術中所見から悪性腫瘍であると判断して正常な視神経を切除したことについて、一旦手術を終了
   した上で悪性か否かの慎重な診断をすべきであり、切断の承諾についても患者本人にあらためて
   了解を得る必要があったとした事例
   ●H13.9.28 大阪地裁判決 一部認容・確定 判例時報1786-97 判例タイムズ1095-197
   ●当事者
    患  者:50歳代女性
      医療機関:国立大阪病院

■13 解離性脳動脈瘤のバルーン塞栓術時に、解離の起点より遠位で閉塞試験を行ったこと
   でくも膜下出血を惹起して死亡した事例
   ●H13.11.26 大津地裁判決 一部認容・確定 判例タイムズ1092-247
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
      医療機関:滋賀医科大学医学部附属病院

■14 入院患者が白玉だんごをのどに詰まらせて死亡したことについて病院に過失はないとされた事例
   ●H13.12.4 旭川地裁判決 請求棄却・控訴 判例時報1785-68

■15 入院中の1歳児がコップ様玩具で窒息して四肢麻痺等を負った事故について、病院設置者には
   診療契約に付随する安全配慮義務違反があるとした事例
   ●H14.1.31 東京高裁判決 原判決一部取消・一部認容・上告
   ●当事者
    患  者:1歳男児
    医療機関:総合病院相模原協同病院
    メーカー:コンビ株式会社

■16 右室二腔症の手術の際、人工心肺装置のチューブに亀裂が入り、空気塞栓による脳梗塞が生じた事例
   ●H14.2.7 東京高裁判決 原判決一部変更・確定 判例時報1789-78
   ●当事者
    患  者:20歳代男性
    医療機関:千葉市立海浜病院
    メーカー:トノクラ医科工業

■17 椎間板造影検査及びヘルニア摘出術後に生じた下肢疼痛等の後遺症について、病院の過失を否定した事例
   ●H14.2.27 東京地裁判決 請求棄却・確定 判例時報1782-65
   ●当事者
    患  者:20歳代男性
      医療機関:国家公務員共済組合連合会九段坂病院

■18 一側性無気肺の患者に対する胸腔ドレナージによって喀痰が健側の肺に吸引されて窒息したこと
   について、胸腔ドレナージの危険性に関する十分な事前説明が欠けていたとされた事例
   ●H14.3.18 和歌山地裁判決・一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:社会保険綜合○○病院(一部事務組合立)

■19 ウィルス性心筋炎で死亡した患者が診療時に胸痛を訴えた事実を認定できないとして、
   心筋炎を疑って血液検査や心電図検査がなされなかったとしてもやむを得ないとされた事例
   ●H14.3.29 さいたま地裁判決・請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:30歳代男性
      医療機関:川口市立医療センター、鳩ヶ谷中央病院

■20 陣痛促進剤の筋注とクリステレル圧出を併用した吸引分娩術(15回)によって娩出された新生児
   が重度脳性麻痺で死亡したことについて、高度変動一過性徐脈を認めた時点で帝王切開を決断し、
   手術準備が完了するまでの間は子宮内蘇生を試みるべきであったとされた事例
   ●H14.4.12 青森地裁弘前支部判決・一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:新生児(男児)
    医療機関:病院(弘前市内)

■21 出産時の会陰縫合に際して、針を腟内に遺残されたことについて慰謝料を認めた事例
   ●H14.4.24 名古屋高裁判決・控訴、附帯控訴とも棄却  ※
   ●当事者
    患  者:女性
      医療機関:産婦人科病院

■22 重症新生児仮死で出生した児がその病院を退院した時点から、債務不履行に基づく
   損害賠償請求権の消滅時効が進行するとして、請求権の時効消滅を認めた事例
   ●H14.5.8 京都地裁判決 請求棄却・控訴 判例タイムズ1095-151
   ●当事者
    患  者:新生児(男児)
      医療機関:産婦人科診療所、国立病院

■23 睡眠薬服用中の男性が院内で転倒して大腿骨頚部を骨折したことについて、病院側に責任はないとした事例
   ●H14.5.17 東京地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:健康保険組合立病院

■24 アルコール依存症で入院中の患者が喀痰で窒息したことについて、気道閉塞を予見して経鼻気管内吸引
   を実施すべきだったと指摘し、アルコール依存症を理由とする損害減額の主張を排斥した事例
   ●H14.5.28 神戸地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:40歳代男性
      医療機関:垂水病院(神戸市西区内)

■25 右下腹部痛を訴える女性患者が婦人科受診希望の意思を表明したのに、担当医が産婦人科医にコンサルト
   をしなかったことについて、患者のために最善の措置を尽くしたとはいえないとして慰謝料が認められた事例
   ●H14.5.30 岐阜地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:女性
      医療機関:松波総合病院(岐阜県羽島町内)

■26 食道癌術後の呼吸管理が不適切であったために患者が多臓器不全で死亡した事例
   ●H14.6.3 千葉地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
    医療機関:私立総合病院

■27 胃カメラ検査時に投与されたドルミカムの影響で、帰宅途中に自動車自損事故を起こしたことに
   ついて、病院が検査後の運転を避けるように説明することを怠ったとされた事例
   ●H14.6.21 神戸地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:病院

■28 陳旧性脳梗塞後の椅子座位姿勢保持のリハビリ中に、パイプ製折り畳み椅子から立ち上がろうとして
   後方に転倒して死亡したことについて、後方への転倒防止措置が欠けていたとした事例
   ●H14.6.28 東京地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
      医療機関:東京医科大学病院

■29 腎機能障害で入院中の透析患者について、結核性髄膜炎の発見が遅れて死亡した事例
   ●H14.7.5 徳島地裁 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代女性
      医療機関:阿波病院(阿波郡内)

■30 カテーテルのバルーンカバーを外し忘れたまま経皮的冠動脈形成術を施行したため冠動脈内に
   カバーが残存し、開胸手術を余儀なくされた結果、陳旧性心筋梗塞が残存した事例
   ●H14.7.17 青森地裁弘前支部判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:50歳代女性
      医療機関:弘前大学附属病院

■31 未破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術を実施した際にコイルが内頚動脈に移動して
   回収不能となったために患者が死亡したことについて、当初予定されていた開頭手術をコ
   イル塞栓術に変更するにあたって危険性の説明が欠けたとされた事例
   ●H14.7.18 東京地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
      医療機関:防衛医科大学校病院

■32 成人病検診後の精査のために撮影された胸部レントゲン直接撮影像では異常所見が
   明確であるとは言えないとして、肺癌の見落としを否定した事例
   ●H14.7.18 新潟地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:40歳代男性
       医療機関:病院

■33 頸椎前方固定術後にしびれ等の症状が悪化したことについて、術前の説明が不足していたとされた事例
   ●H14.7.30 旭川地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:50歳代男性
    医療機関:市立病院

■34 歯科審美治療の手順や使用材料に問題はなく、奥歯破損についても診療所に問題はなかったとされた事例
   ●H14.7.31 東京地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:不詳
      医療機関:歯科診療所

■35 夜間に左眼を強打した女児に対し、当直医(麻酔科)が眼科緊急受診指示を怠り、
   翌日の眼科医も即日転院の措置をとらなかったため、ステロイド大量点滴療法が遅れて外
   傷性視神経傷害による高度視力障害が残存した事例
   ●H14.8.27 神戸地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:2歳3カ月の女児
      医療機関:社会保険神戸中央病院

■36 肺癌疑いで精査中に抗酸菌が検出された患者が、結核病棟を持つ病院に転院した後、
   さらなる精密検査を受けられずに肺癌との診断が遅れたことについて、転院前の病院には
   責任がないとされた事例
   ●H14.8.27 東京地裁判決 請求棄却 ※
   ●当事者
    患  者:60歳代男性
    医療機関:関東労災病院(川崎市中原区)

■37 RK手術によって多数の患者に視力障害が生じたことについて、オプティカルゾーン
   の狭さや切開のゆがみ等が原因とされた事例
   ●H14.8.28 大阪地裁判決 一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:20歳代〜40歳代の男女5名
      医療機関:眼科診療所

■38 オベロンの皮下注射後に、ポンタール散及びフェナセチンを自宅で服用したため、
   薬剤の相互作用で患者が死亡したことについて、処方した診療所の責任が認められた事例
   ●H14.8.29 福岡高裁判決 原判決変更、一部認容 ※
   ●当事者
    患  者:20歳代男性
    医療機関:個人診療所

■39 末期肺癌患者に対する告知をしない場合には、家族に対する告知を検討すべきであったと判断された事例
   ●H14.9.24 最高裁第3小法廷判決 上告棄却・確定 ※
   ●当事者
    患  者:70歳代男性
    医療機関:秋田県成人病医療センター



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